中同協第58回定時総会in静岡が開催されました!

7月9日(木)~10日(金)に静岡県静岡市にて「中同協第58回定時総会in静岡」が開催されました。
全同友会から1,155名の参加となり、とても活気のある会となりました。

 全部で14の分科会が開かれ、第1分科会の情勢がテーマの分科会に参加しました。立教大学経済学部准教授の 飯島 寛之氏より、『激動する世界経済と日本の中小企業~円安・物価高・金利上昇の荒波をどう乗り越えるか~』をタイトルに報告がありました。

 円安に物価高、人手不足に金利上昇等は「一時的なコスト高」ではなく、前年の延長線上で来年を考えることが出来た「予測可能な時代」そのものが終わったことになります。
 これまで中小企業を支えてきた「値上げせず、仕事を断らず、我慢で乗り切る」という誠実な姿勢。しかし経営の前提条件が劇的に変わった今、その努力こそが自社の首を絞める要因になっています。すでに社内努力だけで激変を吸収できる限界を超えているのです。
 この時代を生き抜くために重要なのは、「売上規模」ではなく「利益の厚み」を重視する経営への転換です。
 目先のコスト削減に逃げず、自社の価値を伝えて適正価格へ転嫁すること。そして地域や他社と連携し、自社の周りに安定したネットワークを構築すること。これらが経営者に求められるものとなってきます。
 また経営努力だけでは解決できないものとして、平和・安定が重要になってきます。、平和は理念ではなく中小企業にとって最大の経営インフラであり、努力が報われるための前提条件でもあるため、「身近な平和」を自ら作ることこそが、究極の自社防衛です。取引先と適正価格を話し合う、地域で人を育てる、同業者と情報を共有する、金融機関と早めに相談する等の関係づくりは、単なる仲良しではなく、自社の周りに小さな予測可能性を作る経営が求められます。

 2日目の全体会では、2名の特別報告がありました。
広島同友会の(株)パイオニア電子センター代表取締役の岩田 浩一氏より地域に責任を持つ同友会にということで、広島同友会の尾道支部の地域での取り組みについて紹介がありました。
神奈川同友会のぜんち共済(株)代表取締役社長の榎本 重明氏からは、障がい者向けの保険会社を立ち上げた経緯、同友会での学びを生かした「人を生かす経営」の実践、コロナ禍での苦労等のたくさんの実りあるお話を聞くことが出来ました。

 中同協第58回定時総会in静岡は熱を帯びたまま終了し、参加者は全国各地へ学びを持って帰りました。全国行事でしか得られない熱気、繋がりを感じました。この二日間での学びを福岡同友会でも活かしていきたいです。

2026年8月18日

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