企業変革塾 第5講

2015-10-28 17.27.32今月は、昭和56年に久留米で社会保険労務士業を開業され、社労士業35年の充寛労務管理事務所 隈 充寛さんに企業変革支援プログラムの項目 Ⅲ-③“労働環境の整備“についてお話をいただきました。

労働環境の整備は、就業に関する整備(採用、人材育成、離職など)、福利厚生に関する整備(労災保険、雇用保険、社会保険その他)、作業環境に関する整備(什器・機械設備、照明、粉塵対策、整理整頓など)があります。 就業に関する整備では、雇用の入り口である採用をしっかりと押さえることが重要です。

雇用契約は口頭でも成立します。言った、言わないなど、労使双方に疑義が生じることがあると信頼関係に溝が入ります。そこで、労働条件を書面により交付することが義務つけられたそうです。

お話の際の雇用契約書は、隈さんの事務所で実際に使用されている用紙をもとに一つ一つの項目について、注意することや書き方、使い方のコツを伺いました。この用紙は、労働条件通知書を兼ねていて、雇用契約書を交わし、労働条件通知書を交付するという二重手間を省くとても効率の良い形式です。ちょうど、パートさんの契約が更新時期にきていることもあり、弊社用に形式を変更し(EXCELファイルです。隈さんの許可をいただいていますので、ご希望の方にはお送りします。)使わせていただくことにしました。

作業環境に関する整備では、別資料をもとに安全配慮義務と健康配慮義務についてお話いただきました。「事業者は労働者の健康に配慮して労働者の従事する作業を適切に管理するように努めなければならない。」という言葉には重いものがあります。健康診断を年に一回従業員に受けさせるのは、従業員の健康を守ると共に何か起こり裁判などになったときに事象との関連性を見るときにも役立ちます。あまり聴いたことのない健康配慮義務ですが12月にはメンタルヘルス対策においてストレスチェック制度も始まります。
より良い環境をつくること、それは、会社と働いてくださる方の良い関係(信頼)作りの第一歩であり、細やかな心遣いが必要です。

軽やかな語り口で、裏話なども含めながらの時間であっという間に過ぎました。その後は、全員でStep2の対象項目内容をじっくり記入。そして、グループ討論。業種により違いはあるものの、活発に意見も出た後は、質疑応答に答えていただく時間で、これも時間が足りなくなるほどの質問が出てきました。

気付いて、そこからが始まり。
色々と人に関しては、思うところのある方が多いようです。

終了後は、いつものようにケイタリング形式で懇親会を行いました。