

7月24日、パドドゥ・ル・コトブキにて飯塚支部7月例会が開催されました。
今回のテーマは、
「空き家は負債?それとも資産?」
~再生が連鎖するまちづくり~
です。
報告者は、有限会社吉浦ビル 代表取締役 吉浦隆紀氏(南支部)。祖父から受け継いだ2棟の賃貸マンションをきっかけに、現在に至るまで、空き家・空きテナント・空きビルなどを再生・活用してきた数々の実践についてお話しいただきました。また、単に建物を再生するだけではなく、そこに人が集まり、新たな仕事や交流が生まれ、さらに次の取り組みへとつながっていきます。吉浦さんの実践する、関わる人々や地域を巻き込みながら進めるまちづくりには、驚きと学びの連続でした。
人口減少や空き家の増加、建築費の高騰など、私たちの地域を取り巻く環境は大きく変化しています。そうした中で、まちづくりを行政だけに任せるのではなく、地域に根ざして事業を行う私たち経営者自身が、地域の課題を「自分ごと」として捉え、主体的に関わっていくことの重要性を改めて感じました。
特に印象的だったのは、「まちづくり=社会貢献」ではなく、「まちづくり=経営」という視点です。地域の課題をビジネスの視点から捉え、事業として成立させながら地域の価値を高めていく。そこには、地域に根ざす中小企業だからこそできる役割があるのだと感じました。
吉浦さんの報告を通して、空き家や空きテナントなど、一見すると「負債」に見えるものも、視点を変え、そこに人やアイデア、そして新たな価値を掛け合わせることで、「資産」へと変えていくことができる。
そして、一つの再生が次の再生を生み、地域全体の活性化へとつながっていく。そんな「再生が連鎖するまちづくり」の可能性を学ぶことができた例会となりました。
記事作成者 飯塚支部 株式会社リビングデザイン 森美朗