9月支部例会報告

 ここ数年「体罰」「セクハラ・パワハラ」「ブラック企業」が社会問題として取り上げられていますが、いつからこうなったでしょう。

私なんか、親が先生に「悪さをしたら、ボコボコにして下さい。」と言う時代に育ったのですが、今の時代、上記のような学校教育や社員教育は流行らないどころか犯罪です。事の善し悪しは置いといて…

9月例会は、麻生教育サービス㈱の松田さんに報告頂きました。松田さんの報告は自身の留学経験をきっかけとしての新しい思考・行動が『芽生え』た事から始まりました。芽が成長し花となった『喜び』。「もっともっと花を増やしたい想い」が現在の活動です。

ところで、松田さんは、先生?教育者?シニアフェローって何? 難しい話になってきた所で「『教育』という単語が入っている言葉を出し合ってみませんか?」「『学習』という単語が入っている言葉を出し合ってみませんか?」と松田さんが問いかけます。各テーブルで、言葉を出し合っているうちに、なんとなく『教育』と『学習』が見えてきました。そして各テーブルの考えを出し合った結果、

①教育:外部から個人へ対して与えるもの。   
  学習:個人から外部へ対し働きかけるもの。
②外部からの押しつけよりも自ら行動を起こす経験学習の実行が真の人間成長・強い組 織を作るためには必要。
③経験学習のサイクルの一つ、実体験を討論することにより、夢の実現に必要な事を考 えましょう。もちろん最低限の知識を習得するための教育は必要。

という所で報告は一旦終了。グループ討論は ・あなたの経営において大きな影響(転機)を与えたものは何ですか? ・あなたの価値観や方向付けに大きな影響を与えた出来事は何ですか? のどちらか興味のあるテーマを選び行いました。

この例会報告では、発表に関して言及しません。各々焦点を絞って話をしたことによって新たなマイセオリーを見つける事ができたのではないでしょうか。

何故、生きているのか?何故、この仕事をしているのか?それは、夢の実現に他なりません。夢の実現に必要なものの一つに意志がありますが、意志だけでは疲れてしまい無理です。

励まし、問いかけ、支え、萎えかけた意志を覚醒させる適切な方法が必要です。そもそも夢の与え方は適切でしょうか?今の社会問題全てが解決できませんか?

人は歳をとるに従い励まし、問いかけ、支えてくれる人が少なくなります。特に経営者は…。だから、自らの振り返りと称賛が必要です。同友会が必要なのです。 10月例会でお会いしましょう。(松村安基)

2014年12月8日