一人ひとりの強みを活かし、企業の価値を形にする広告企画制作会社―株式会社彩―を訪問しました!

企画・ブランディングから制作まで、クリエイターが一貫して関わる

 株式会社彩(いろどり)は、福岡を拠点に、ブランディング、グラフィックデザイン、Web、パッケージ、イラスト、動画などを手がける広告企画制作会社です。
 社員は全員がクリエイターで、制作だけでなく、顧客との打ち合わせや企画提案にも関わります。企業や商品の価値を整理し、ブランドの方向性や伝え方を考えるところから、具体的な広告や制作物に落とし込むところまで、一貫して関われることが同社の強みです。
 案件に応じて異なる専門性を持つメンバーがチームを組み、単に依頼されたものを制作するのではなく、顧客が抱える課題や目的に応じた方法を考え、提案しています。
 福岡ソフトバンクホークスのイベント「ピンクフルデー」では、ラッキー7の際に大型ビジョンへ流れる映像を手がけました。
 また、企業の将来像を一枚のイラストで可視化する「ビジョンマップ」の制作も行っています。完成した絵を納品するだけでなく、会社の将来や社員一人ひとりの夢を語り合うワークショップから関わります。
言葉だけでは曖昧になりがちな企業の理念や目指す方向を整理し、全員で共有できる形にすることで、社員がワクワクできる未来づくりを支援しています。
制作実績

個性を尊重し、場所を越えて協働する組織

 株式会社彩では、一人ひとりの個性を尊重した働き方を大切にしています。髪型や服装、髪色は原則自由です。
コロナ禍をきっかけにオフィスのあり方を見直し、バーチャルオフィスを導入。現在は、出社とリモートワークを組み合わせながら働いています。
 「リモートワークではコミュニケーションが希薄になるのでは」と思われがちですが、同社がコミュニケーションの目的としているのは、「困ったときに助けてもらえる関係をつくる」ことです。
社内チャットツールのSlackでは、オリジナルの社内スタンプを使ったカジュアルなやり取りが飛び交っています。仕事上の相談だけでなく、「街でこんな面白いポスターを見つけた」「これがおいしかった」といった日常の出来事も盛んに共有されています。
 こうした何気ない会話の積み重ねが、離れた場所で働いていても相談しやすく、協力し合える人間関係づくりにつながっています。
 採用についても、社長の一存では決めません。入社後に一緒に働く社員が選考の中心を担い、「一緒に働きたいと思えるか」「彩の価値観を共有できるか」という視点で判断しています。

社員の皆さん
バーチャルオフィスの様子

会社と社員の強みを可視化するカード

 同社には専任の営業職がおらず、クリエイター自身が顧客との打ち合わせや提案に関わり、制作まで担当します。
そこで、会社や社員が持つ強み(ストロングポイント)を分かりやすく伝えるために制作したのが、AIイラストを使ったトレーディングカード形式の「ストロポカード」です。
 カードは、会社として提供できる価値を表した「価値カード」、創業からの歴史や組織体制などを表した「付加価値カード」、社員一人ひとりのスキルや個性を表した「個人カード」の3種類に分かれています。
顧客への提案時には、「今、どのようなことに困っていますか」とヒアリングを行い、課題に応じて、必要なスキルや担当するクリエイターを組み合わせていきます。
 まるでカードゲームのデッキを組むように、会社と社員のさまざまな強みを組み合わせながら、顧客に適したチームや提案を考えます。
 得意なことや個性を可視化することで、顧客に提案内容を分かりやすく伝えられるだけでなく、クリエイター自身が自分の強みを認識し、自分らしく提案に参加できる仕組みにもなっています。

ストロポカード

執筆 事務局 篠原

2026年8月5日

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