
2025年5月22日(木)の18時30分、うきは市にある「るり色ふるさと館」にて、中小企業家同友会りょうちく支部の2025年度総会が開催されました。
会場には支部会員の皆様が集まり、開会時刻の18時30分を迎える頃には、和やかながらも総会への期待感が満ちていました。総会は三つの目的唱和から始まり、定刻通りに進行しました。
議事に入ると、まずは2024年度の支部活動総括案と収支報告案が審議されました。昨年度は「あいのり例会」や「プチ知る会」を通じて会員増強目標を達成し、会員減少に一定の歯止めがかかったこと、役員会主導で設定した統一テーマでの例会や、「AIに関する年間テーマ」でのブロック勉強会が活発に行われたこと、長年のロビイング活動が行政や地元金融機関との具体的な地域連携へと発展する基盤を築いたこと など、多くの成果が報告されました。活発な活動ぶりがうかがえる報告に対し、参加者からは温かい拍手が送られていました。
続いて、2025年度の支部役員・組織案が提案され、満場一致で承認されました。これにより、新年度の支部運営体制が正式に決定しました。
そして、2025年度の支部活動方針案と予算案が示されました。新年度のスローガンは「主体的、民主的な支部運営と、転換期を生き抜く企業づくりの実践へ!」。企業づくり、地域づくり、同友会づくりの三本柱で活動を展開していく方針が示され、特に「真の黒字経営が出来る地域を目指す」「地域と発展する中小企業を目指す」「地域との連携強化」「支部会勢の復活(今期末30名体制目標)」などが重点項目として挙げられました。今後の支部活動に期待が高まる内容でした。
総会は終始、建設的で和やかな雰囲気の中で進み、各議案は滞りなく審議・採択されました。
全ての議案審議を終え、総会の締めくくりとして、支部長交代の簡単な儀礼が行われました。これまで支部を牽引されてきた柿元千德氏 から、新支部長となる大坪政樹氏 へとバトンが渡されました。長年の貢献への感謝を込めて、前支部長の柿元氏には花束が贈呈され、会場は感謝と新たな門出を祝う温かい拍手に包まれました。
この総会を通じて、りょうちく支部が「時代の転換期」 という変化の中にあっても、主体的な活動と地域との連携を深めながら、未来へ向けて力強く歩みを進めていく決意が感じられました。