農業をもっと身近に、もっと楽しく~農園にワクワクを~                            よかもんいちご 代表者 淵上 義孝氏                        

13品種のいちごを楽しめる農園

 福岡県を代表するいちごの品種として全国的にも人気の高い“あまおう”。よかもんいちごではあまおうを含む多くの品種のいちごを栽培しており、その数はなんと13品種。様々な種類のいちごを自ら収穫し、その味と香りを楽しむことができます。代表者の淵上さんは中学生の頃にいちご農園のお手伝いをした経験から、自分で育てた作物を「おいしい!」と言われることに喜びとやりがいを感じ、いちご農家になることを決めました。一口にいちごと言っても栽培に適切な環境や温度は品種により異なります。多品種を栽培すれば当然、生育や品質の管理も困難になります。多くのいちご農家では一品種のみを栽培しており、観光農園でもこれほど多くの品種を扱うケースはなかなかありません。手間のかかる多品種のいちご栽培にチャレンジした背景には同社の「エンターファームをめざす」という理念がありました。

「エンターファーム」になるために

 もともとよかもんいちごではケーキ店に卸すいちごを栽培していました。しかし栽培して売るだけでは丹精込めていちごを作っても価格競争に巻き込まれることが避けられません。「エンターファーム」の実現には新たな価値を生み出すことが必要でした。「自社にしかできないことは何か?」「競争が少ない分野は?」「No1になれるものは?」等を考えた結果、淵上さんはBtoBからBtoCへの転換を図り、一般消費者に様々ないちごの魅力やおいしさを知ってもらえる多品種のいちご栽培に取り組みはじめました。さらに農園では様々なイベントも開催しました。夜のいちご狩りを楽しめる“ストロベリーナイト”、ハウス内での宝さがしイベント、自分で収穫したいちごを使ったスイーツづくり体験など、よかもんいちごにしかできないユニークなアイデアを次々に実現させていきました。

  味も香りも様々ないちごを体験!

 ただ作物を栽培して売るだけならば品質のよいものを作ることだけに集中できます。しかし、いちごを作ることはあくまでも手段です。いちごを通じて農業の楽しさや面白さを伝え、人々の喜びを生み出す「エンターファーム」になるためには、栽培以外にもチャレンジしなければならないことが多くありました。多忙な中でも自分は何のためにいいものを作りたいのか?何のためにいちご農家という仕事をしているのか?という目的を見失わず、淵上さんは着実に理念を形にしていきました。

“モノを売る農業”から “コトを売る農業”へ

 よかもんいちごの栽培用ハウス、そしていちごを使ったスイーツを楽しめるカフェ「よかもんいちご研究所」は、うきは市ののどかな田園地帯にあり、春にはカフェから菜の花畑の向こうを列車が走る風景を眺めることができます。淵上さんはこの地で「エンターファーム」のさらなる発展を見据えています。将来的にはいちごだけでなく野菜などの農産物を自ら育て収穫して食べる野菜狩りBBQやブルーベリーなどの枝狩り、自然に親しむピクニックなどをできる体験型飲食農園を作りたいと考えています。家族、カップル、友人同士、観光客など誰もが気軽に自然にふれ、農業を楽しみ、新たな体験や身近な人との思い出づくりに繋がる“モノを売る農業”から “コトを売る農業”へ。いちご農家を志すきっかけとなった農業の楽しさがもっともっとたくさんの人へと広がる未来を淵上さんは描いています。

春にはカフェからこんな景色が

▶ 創業

 2010年1月

▶ 会社所在地

 うきは市浮羽町三春2495-2    

▶ 電話番号 

 0943-77-5373

▶ 従業員数 

 社員3名、パート10名

▶ 事業概要

いちご観光農園、カフェ「よかもんいちご研究所」の経営

▶ ホームページ / Instagram

2026年10月27日

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