6月19日(木)、中央支部の6月例会がAqua博多とZoomのハイブリッド形式で開催されました。
(会場の変更によりオンラインでの設定が問題ないか、何度もリハーサルを繰り返すなど尽力くださった皆さま、本当にありがとうございました!)
今年度の幕開けにふさわしく、支部長である足立知弘さん(いちご会計事務所 所長)がご登壇。
「論理だけでは人は動かない。けれど、理念なき経営に未来はない」
そんな力強いメッセージを軸に、まさに“魂の報告”を届けてくださいました。

ご両親とのエピソードから始まった青年期の葛藤、現場での気づき、仲間との関わり…。
飾らない言葉で紡がれるひとつひとつに、自然と背筋が伸びる思いがしました。
次々に訪れる困難に向き合いながら、どのようにして“経営者”へと鍛えられていったのか。
そこには「同友会」との出会いがあり、歩む道の指針となっていったプロセスがありました。
支部長の報告の中で、印象に残った言葉たち。
『経営とは理念の実現である』
『経営とは人間愛を基礎とする理想の実現』
『理念とはスローガンではなく、経営者の生き様そのもの』
論理と想い。深い教養と人間味。
そして「真・善・美」に通じる、人が本質的に持つ価値観。
それらをどうバランスよく捉え、生きていくか—。
それが、私たち自身と、これからの経営に欠かせないことなのだと、気づかされる時間でした。

報告に続くグループ討論では、
「いつ、経営者としての自覚が芽生えたか」
「何のために経営しているのか問い続けているか」
というテーマに向き合い、それぞれの経験や想いが語られました。
自らの原点に立ち返る深い時間。
自分を取り戻すような穏やかな時間。
仲間の言葉に背中を押された方も、少なくなかったのではないでしょうか。
足立支部長の語りと、それに触れた仲間たちの声が響き合い、
共感の輪が静かに、でも確かに広がっていく。
そんな、あたたかくも力強い夜となりました。
ここから始まる、新しい中央支部。
自分自身にとっての“経営の目的”を問い続けながら、
仲間と共に進む時間を、もっと深く、大切にしていきたいと思います。
次回の例会で、また皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!