2022年度全国事務局員「学びと成長」研修会in奈良

今回の研修では、はじめに問いを2つ与えられました。
一つ目は、「同友会事務局員の仕事とはどのような仕事だろう?」
二つ目は、「どのような社会人(大人)、事務局員、自分になりたいか?」という問いです。
また、一戸事務局長(宮城同友会)から「自分のことや考えを、自分の言葉で語ることができるようになってほしい」という言葉が、この研修に参加する大きなテーマだと思い、研修に臨みました。

研修の様子

まず、中同協事務局次長池田さんの報告から始まり、「中小企業家の“家”とは、0から1をつくる人に付いている。同友会の場合は、地域を、時代を創り出すという意味です」というお話が印象的でした。そのお話から、私も地域や時代を創り出す一員であり、創造的な仕事ができるような人でないといけないという使命感を抱きました。

グループ討論では、仕事の現状や課題など、困り事を共有しました。その際、「その“困った”を乗り越えるためには、できる人や得意な人と補い合いながら、すればいいだけ。一人で出来ないなら、周りと援け合う。つまり、一社でできなければ、地域の企業が一丸となってやればいいという同友会の考えと同じこと」という先輩社員の言葉にハッとさせられ、より一層、同友会が大切にしている考えの理解が深まりました。

川端章代さん(奈良同友会)

そして、研修で、最も心に残ったことは、川端運輸株式会社の川端章代さん(奈良同友会)の報告です。川端さんのご報告から、「どのような社会人(大人)、自分になりたいか?」の答えが見つかりました。中でも、京都同友会の人を生かす経営実践道場に通われた際の、三つの学びの事例が大変感銘を受けました。

一つ目は、「『何のために生きているのか、何のために経営をしているのか。今まで生きていて、どんな人と出会い、どんなことを考え、どう動いてきたか、どう判断してきたか。しっかり考えなさい』という言葉を受けて、今までにないくらい、自分と向き合った」というお話。

二つ目は「宿命、運命、使命という考え方。宿る命:どんな父、母のもとに生まれるか。運ぶ命:どんな人と出会うのか。95%は決まっている。使う命:残りの5%はここ。何に気づいて、自分の命をどう使うかで、自分の人生(運命)が大きく変わる」という考え方。

三つ目は、「自分の人生、自分もちやで」という言葉。

以上の考えや言葉と出会い、これまでさまざまな学びを得てこられた川端さん。最後に、「色々な人を受け入れる器ができ、その人そのものが嫌いと思うことがなくなった。また、『人に幸せにしてもらいたい』から『誰かの役にたちたい』に変わった。社員の人たちの暮らし、地域の人たちの育ちや暮らし、社会課題にもこれからの命を使いたい。自分の生きてきた人生が、幸せやったなと思える同友会の歩みでした」と言われ、まさに私の理想的な人としての成長、人生の歩みだと感じました。

この川端さんの言葉を胸に、自分自身と向き合う時間を増やし、愛の溢れる心豊かな人となるよう、様々な挑戦や経験をしていこうと思います。私も「自分の生きてきた人生が、幸せやったな」そう自信を持って言える人生にしたいと強く思いました。

 以上、研修での学びから、事務局員として、少しでも多く会員の“困った”に気づき、会員の困りごとに対して、新たな価値を生み出すことができる人になりたいと思いました。なおかつ、豊かな地域社会を創造するために、他団体とも連携して運動を進めて行けるようになりたいです。そのため、目標として「企業事例を多く集約し、実践事例を蓄積する」、「自分の考えや事柄を、自信を持って、自分の言葉で伝えることができる」を掲げます。それを達成するために、中小企業家しんぶんをスクラップし、気づきをメモすることと、書籍や記事等から歴史や情勢などを学び知識や言葉を吸収する機会を増やそうと思います。将来、会員とともに情勢からの企業づくり課題、地域づくり課題に対応した同友会活動を展開できていることを目指したいです。

がんばります!!!

(事務局 山内)

2022年8月29日

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