2月例会報告

○糸島支部2月例会(2019.2.19) 報告○

2月例会では、株式会社中村タイル商会の代表取締役 中村正昭さんに『社員と創る未来への挑戦~10年後を見据えた人を生かす経営とは~』というテーマでご報告いただきました。

例会はNEXUSブロックの担当例会となりました。ブロック会内でどのような例会にしようかと話し合った結果、NEXUSブロックの3つの目的の一つであり、今勉強している「人を生かす経営」を趣旨・目的とした例会作りをしようということになり、中村さんにご協力頂きながら、例会作り・準備をしてきました。

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初は、家業である中村タイル商会を継ぐつもりはなく、大学卒業後就職した中村さんでしたが、祖母の病気がきっかけで帰省した際に、会社の社員さん達を定年前までに辞めさせてはいけないと心が揺らぎ、その思いから中村タイル商会に入社することになりました。入社後に当時は8名いた社員は1年後に1人、3年後に1人退社されネガティブな気持ちになられました。自分の使命を考え始めた頃、専務取締役に就任、また翌年には同友会の活動に刺激を受け入会を決意されます。そこで初めて「経営者の仕事を知った」と話されました。

社長就任後にリーマンショックで一時経営が悪くなるも、徐々に回復していきます。そんなある日にある若い親方に会社の未来について不安があるということを言われます。中村さんは経営者の責任について考えます。10年後の自社を見つめなおした時、そこには職人の高齢化という問題があり、高齢化によって仕事量が落ちる。そのような課題が出てきたとき、新卒採用に踏み切り、就業規則の見直し、会社の制度の見直しも行いました。「自社の社員に合った働き方」、「安心して働ける会社」を採用活動と通して現在も実践され続けているという報告でした。

報告の中で多くの気付きや苦労や葛藤を感じましたが、大きく2つの言葉に大きな意味があると感じました。
 1つは「経営者の責任」
 2つめは「自社の社員に合った働き方」「安心して働ける会社」を目指して会社を整える
という2つの言葉です。
人を生かす経営の冊子にはこう書かれています。
経営者の責任については、経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任がある。と書かれています。
また、労使関係における問題処理については、働いている側のいろいろな要望を、本当に実行できるか、仕事に対するやりがいと、労働に対する喜びと誇りをいかに経営の中でつくり出していくか?もしこれがないと若い優秀な人材は集まらない。つまり、従業員と信頼関係をつくり、正しい労使関係を樹立する責任は、まず経営者の姿勢を正すことが重要であると書かれています。
中村さんは「人を生かす経営の実践」を継続されていると感じました。

今回の報告を受けて、10年先を見据えたうえでの現在の自社の問題や実践しなければならない課題を考えるきっかけになったのではないかと思います。人を育て、その人を十分に活かしていく事が、経営者が目指すべきところではないかと思いました。
今回の例会では「人を生かす経営」にスポットを当てましたが、これからも同友会活動を通じて多くの学び・成長を共有していきたいと思います。「経営者は一生勉強」だと感じました。

ご報告いただきました中村さん、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

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