『はじめてのマーケティング』から理念を考える
2025年9月25日、博多駅前のアエイムアテイン博多駅前会議室にて、第4回目となる合同ブロック例会「経営者読書会」が開催されました。
今回のテーマは、『はじめてのマーケティング』第9章。これまでの「環境分析(外部分析、内部分析)→目標→STP」の復習から始まり、マーケティングの深い世界へと踏み込んでいきました。
本日の読書会ハイライト
参加者のリアルな声
冒頭、参加者の皆さんからは、前章までの学びを実践する中で感じたリアルな声が飛び交いました。
- 「今、自社で値上げ交渉をしているんです。この本を読んで、いかにお客様に価値を提供できているかを改めて考えるきっかけになりました。」
- 「私もコンサルティングをする中で、自社の価値を深く理解している経営者が少ないと感じます。この本は、その問いに向き合う良い機会を与えてくれます。」
- 「読み進めるほど、わからないことが増えていきます。でも、それを『考えること』が大事だと毎回気づかされます。」
こうした言葉の端々から、皆さんの真剣さが伝わってきました。

足立支部長からの解説
足立支部長からは、参加者の声をさらに深掘りする解説がありました。
- 「お客様自身も、自分が本当に何を求めているか(ウォンツ)を理解していないことがあります。それを見出すことも、我々企業の仕事なんです。」「それを実践してお客様に『そう、そうなのよ!』と言われた時は、本当に嬉しい瞬間です。」
- 「『promotion』が、なぜ今では『communication』と言われるのか。デジタル化によって企業とお客様が直接つながることが増え、ロイヤリティの高いお客様との関係を深め、ブランド価値を高めることが重要になっているからです。」
- 「P262の『ベネフィットの束』が、商品をもっと売りたいと思った時のポイントになります。商品そのものだけでなく、それに付随するメンテナンスなど、提供しているサービス全体を考えることが重要です。」

理念を巡る熱い討論
今回の例会で最も熱を帯びたのは、「自分の製品やサービスに理念を入れているか?」というテーマでの意見交換でした。
- 「商品やサービスそのものに、理念が感じられるものが大切になってきている。」
- 「ブランド力も、もはや理念そのものだ。」
- 「理念は社内に浸透させるだけでなく、お客様に理解してもらうことが重要。そのためには、社員への教育が不可欠だと感じた。」
また、足立支部長からは、「理念=イデア(プラトン)」という解説をいただき、「経営のイデアとは何か?」「それを実現する商品・サービスとは?」という、非常に深い議論へと発展しました。
「商売柄、マーケティングはなくてはならないもの。上手くいく確率を上げるのが永遠のテーマ。理念を入れることを考えるきっかけとなった」というリアルな言葉が出てきました。
読書会を終えて:参加者の感想
- 「今回の参加で、今まで実践してきたことに『科学性』を入れていきたいという気持ちになった。もっと深掘りしていきたい。」
- 「家で読むだけでなく、ここで支部長の解説や皆さんの意見を聞くことが本当にためになる。」
- 「もっと考える時間が必要だと思った。何回も読まないといけない(読みたい)本だと思った。」
- 「自社の市場をもっと見て、自社の価値を見つけたい。そして、理念をもっと社員にもお客様にも伝えたい。」
- 「先月、体調不良で参加できなかったことを本気で後悔するほど、貴重な会でした。これからも絶対に参加したいです。」
- 「毎月、この本に真剣に向き合いたいと思った。」
- 「理念には『覚悟』も含まれていると思った。この読書会の影響で、そうした思想を持つようになった。」
- 「初めて参加したが、大変実践的な会だと感じました。これからもぜひ参加したいです。」

次回の開催について
学びと気づきに満ちた第4回読書会でした。参加者の皆様、お疲れ様でした!
次回の開催2025年10月23日(木)を予定しております。今回の参加者はもちろん、予定が合わずご参加いただけなかった方、そしてこのブログを読んでご興味を持たれた方も、ぜひお気軽にご参加ください。途中からの参加も大歓迎です!
皆さんと一緒に学び、成長できることを心より楽しみにしています。
【開催概要】
- イベント名: 経営者読書会「はじめてのマーケティング」
- 次回開催予定: 2025年10月23日(木)
- お申し込み: e-doyuよりお申し込みください。