中央支部 50周年記念 特別講演会★報告★

[報告者]
株式会社ヒューマンライフ 代表取締役
株式会社ルックルック 取締役会長
中山 英敬(ひでたか)氏

テーマ:激動の時代を、我々中小企業はどう乗り越えるのか〜心ある黒字企業をめざして〜
日 時:2024年11月22日(金) 16:00〜
場 所:オリエンタルホテル福岡 博多ステーション

中央支部の50周年を記念して、2024年11月22日(金)特別講演会が行われました。
報告者の中山氏は、コールセンター事業である(株)ヒューマンライフ代表取締役、健康食品や化粧品販売事業である(株)ルックルック取締役会長を兼任されており、「激動の時代」に直面した、様々な課題と対応を語られました。

コロナ緊急事態宣言下で売上が激減する中、全社員を集めて雇用維持を宣言。緊急融資や助成金などを活用しつつ、新商品開発や他社コールセンターへのスタッフ派遣など、あらゆる可能性を探り、全社一丸となり実行されました。その成果として、社員自身が「自社の強み・温かさ」を再認識し、自発性を促す結果へと繋がったそうです。

[成果が出ない指針書の要素]

  • 理念とビジョンは明確になっているが方針がアバウトである
  • 問題のある状態のままで課題まで落とし込まれていない
  • 同友会理念が自社の経営の中で生かされていない

苦境を乗り越えるには、土台に強い経営姿勢があり、理念が浸透していること。加えて状況に応じて経営指針を柔軟に再構築する必要もあり、その上で、自社の存在意義を問い直し、社会課題に取り組む姿勢が大切だと述べられました。

物価高騰や人手不足の中でも、自社の付加価値を高め、人を大切にし、社員と共に成長する社風を築く方法はあり、それは同友会での学びにある。地域社会からの評価と信頼を得ることは『激動を乗り越える企業づくりそのものである』と強調され、約70分の講演を終えられました。終了後の参加者アンケートでは、全社一丸のための理念や指針の浸透、人の大切さ、同友会への理解など、大変感銘を受けたとの声が多く聞かれました。

2024年12月22日

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