[報告者] (株)スクラムソフトウェア 代表取締役 橘 信洋氏
テーマ:少人数から挑む成長の鍵 〜法人化から10 年で社員15 名超の軌跡〜
日 時:2025年2月20日(木)18:30〜
場 所:天神チクモクビル / Zoom
2月の例会では、福友和支部の橘さんにご登壇いただきました。主に「組み込み系」というソフトウェアの開発を手がけており、経営において同友会で得た知識や考え方を積極的に取り入れてこられた方です。「技術は伝えなければ技術じゃない」という言葉をきっかけに独立され、法人化後すぐに同友会へ入会。学びを活かしながら即行動に移す姿勢が印象的でした。
今回のテーマは「自社の成長」でした。報告者である橘さんにとっての成長は、「社員を増やすこと」ではなく、「社員をパートナーとして捉える経営者になること」だといいます。
「成長」という言葉は幅広く、何をもって成長とするのか。今の自分は成長しているのか。そう考えさせられるテーマですが、過去を振り返ったときに「これが大事だ」と確信できるものこそが、今後の指針となるのだと感じました。
皆さんは、「自社の成長」をどのように考えたでしょうか?
過去を振り返り、自分が何を大切にしているかを再確認することで、これからの成長の形が見えてくるかもしれません。
報告の中で、リーマンショックで仕事が激減した際「1人の方が良かったのか」と思うこともあったと言われてましたが、自己資金を投じ会社を成長させる道を選択した決断は、今となっては「心ある黒字企業」への第一歩だったのではないかと思います。
仕事づくりの一方で、社内の課題にも直面し「社員とどのように共存するかで会社が変わる」ことを痛感されたのだと思いました。(だからこそ「パートナー」という表現なのですね。)
今回の例会で学んだこと、それは、「自社の成長」とは単に規模を拡大することではなく、経営者自身の変化や価値観の成熟にもあるということでした。皆さんも、自社の成長をどのように考えるか、過去を振り返りながら改めて問い直してみてはいかがでしょうか?
2月例会 座長/(株)ファインドカラー・エクス 山口 恵子
