皆さん、こんにちは。 今回は、建設業界の中でも一際異彩を放つ「株式会社特殊高所技術」についてご紹介します。地上数百メートル、時には海面上空40メートルといった、普通の人なら足がすくむような場所が彼らの「現場」です 。代表の山本氏にお話を伺う中で見えてきた、会社の特徴とこの仕事ならではの「楽しさ」をまとめました。
1. 他にはない「会社の特徴」:足場を組まずにどこへでも
特殊高所技術の最大の武器は、その名の通り「特殊な高所技術」です。通常、橋やダムなどの点検には巨大な足場が必要ですが、彼らはロープを駆使し、足場なしで対象物に近づきます 。
・唯一無二の安全性:この技術は、国交省の「NETIS(新技術情報提供システム)」において、従来の足場を使う方法よりも「安全性が高い」という評価を受けています 。国内でこの公的な認証を受けているロープ技術は、同社だけです 。
・圧倒的な実績:瀬戸大橋や高速道路、巨大な風力発電の風車、さらにはダムやポートタワーまで、日本全国の重要インフラのメンテナンスを支えています 。
・進化する組織:現在、約66名の組織ですが、目指しているのは「ティール“的な”組織(自律分散型組織)」 。役職や管理に縛られすぎず、社員一人ひとりが自律して働ける環境づくりを進めています 。

調査・点検・非破壊検査・補修の際に使用する工具
- この仕事の「楽しさ」と「やりがい」
なぜ、彼らはあえて厳しい高所へと向かうのでしょうか?そこには、この仕事でしか味わえない魅力があります。
・「かっこいい」という純粋な憧れ: 入社の動機として多いのは「ビジュアル的にかっこいい」「人がやっていないことをやりたい」「誰かの役に立ちたい」というもの 。誰にでもできるわけではない特殊なスキルを身につけることは、大きな自信と誇りにつながります 。
・目にする景色と社会への貢献: 地上80メートルの風車の先端や、激震に見舞われた被災地の橋など、限られた技術者しか立ち入ることのできない場所が彼らの舞台です 。そこでひび割れ一つひとつを丁寧に見つけ出し、補修することで「日本のインフラを守っている」という強い貢献感を実感できます 。
・未経験から一生モノの技術を: 実は、現在活躍している技術者のほとんどが未経験からのスタートです 。入社後は先輩が一人つく「ブラザー制度」のような教育体制があり、ゼロからプロの技術者へと成長できる環境が整っています 。
「生まれ変わってもこの会社で働きたいと思ってもらえる組織にしたい」 。山本氏はそう語ります。
特殊高所技術は、単に「高いところに登る」仕事ではありません。人間だからこそできる細やかな手仕事を組み合わせ、未来の暮らしを支え続ける。そんな、ロマンと責任感に溢れたプロフェッショナル集団なのです。

代表取締役 山本 正和氏
<会社プロフィール>
社名:株式会社特殊高所技術
住所:福岡市博多区金の隈1-33-26
創業:2007年
事業内容:特殊高所技術を用いた調査・点検・非破壊検査・補修を橋梁やダム・風車を対象に実施
企業URL:http://www.tokusyu-kousyo.co.jp