去る5月26日~27日にホテルニューオータニ佐賀で九州沖縄ブロック役員研修交流会が開催されました。九州・沖縄の同友会から役員(候補者)約170名が集い、役員としての見識を深めました。
1日目は「役員は同友会運動のリーダー、大きな役割は会員企業の継続発展」をテーマに、株式会社エイチ・エス・エーの田中 勉氏(神奈川同友会)よりご報告がありました。起業前の「自分の意思で生きる」という決意が現在の会社づくりに活きており、社員が自主的・民主的に行動するための仕組みづくりが印象的でした。また、地域の課題に寄り添い、訪問マッサージ、訪問介護、デイサービス、学童、有料老人ホーム、住宅リフォーム、人材紹介、送迎タクシーなど多様な事業を展開しており、社員の成長、会社の成長、地域社会の発展は全て繋がっているのだと学ぶことができました。
2日目は「景況調査を企業経営に生かす」をテーマに、熊本学園大学教授の足立 裕介氏、株式会社美創の田中 芳和氏(熊本同友会)からご報告がありました。福岡同友会では景況調査の回答数が課題となっていますが、お二人の報告を聞いて、何のために景況調査に回答するのか、どのように活かせるのか広めていく必要があると感じました。また、田中氏の報告で「経営者は景況調査、社員の声、社会環境、顧客の声など様々な情報を繋ぎ、蓄積し、会社の現状と問題点を把握することが大切」といった言葉がありましたが、これは同友会事務局にも必要な姿勢だと感じています。景況調査、社会情勢、会員の声をつなぎ、同友会の活動に活かしていきたいと思います。

