2025年7月3日~4日、横浜市で第57回中同協定時総会が開催されました。
第4分科会では新潟同友会 (株)NODA 代表取締役 古川 敦義氏より【水害・赤字…それでも会社を立て直す経営者のプライド~覚悟と決断で何とかなる!なんとでもなる!~】をテーマに報告がありました。(株)NODAはシャンプー・ハサミなど美容室専門物品の卸売を行う美容ディーラーです。古川氏は取引先から「御社の理念は?」と問われたことをきっかけに経営指針を成文化しました。当初は社員の反応も薄かったものの、新潟を襲った水害での大損害やネット販売の加速といった経営環境を取り巻く大きな変化の中で経営者としての覚悟が足りなかった自分に気づき、「やめることを決める」ことを決断しました。
覚悟を決め、数字的な根拠も示しながら方針が会社の未来に繋がるものであることを丁寧に社員に伝え続けたことでコロナ禍でも顧客とのつながりを維持することができ、会社の問題を課題に変えて未来を見据え解決に取り組む風土が育ってきたという報告でした。
2日目には(株)エステム 名誉会長であり中小企業家同友会全国用議会 顧問である鋤柄 修氏による記念企画報告がありました。「労使見解」発表50年の節目の年に経営者として、また同友会の運動のあり方について各自が改めて問い直す機会となった総会でした。
