持続可能な介護に取り組み、成長を大事にする会社  (株)エヴァ

(株)エヴァ 山野 将由 取締役          

山野取締役

近年、少子高齢化が進む一方であり介護費の増大や介護負担、老々介護等問題が多くあり社会問題となっています。
そんな中、福岡で自宅にいらっしゃる方や自宅で介護されている方を対象として、介護保険法に基づくレンタル・販売を展開し、介護問題に取り組まれている会社があります。福岡でその分野では老舗にあたる(株)エヴァです。

そこで、(株)エヴァの山野 将由取締役にお話を伺いました。

「“介護保険法に基づく” レンタル・販売とは?」

介護保険法に基づくサービスとは、要介護・支援状態にある「65歳以上の高齢者」と「40歳から64歳までの特定疾患の患者」が、介護保険料と国・自治体からの財源によって、1割(収入に応じて変動があります)の自己負担で受けられる介護サービスです。介護保険法は3年に1度改正されるため、制度が変われば適用される商品や負担金額が変動することがあります。しかしながら、変動したとしても付加価値を加え、今までと同様の価格でサービス提供できるよう常に考えられているといいます。

人材育成に力を注ぐ

人の成長は、特に中小企業は一人が成長すれば、会社の業績にかなりつながるため大事であり、社員一人の成長と会社の成長はリンクしていると考えています。そのため、管理職が部下や周りを見て、コミュニケーションをしっかりと図るように取り組んでいます。部下の行動や目標に達しているかなどに目が届くことにより、より社員一人一人の成長につながるからです。他にも企業理念が浸透するよう働きかけや仕組みづくりなど人材育成だけでなく会社の成長にも力を注いでいます。

介護問題×地球環境問題

(株)エヴァでは持続可能な介護を支援するべく、様々な取り組みをされています。その中でも介護問題と地球環境問題を掛け合わせた取り組みをされていました。会社の代表取締役である川原司さんはNIPPON紙おむつリサイクル推進協会の理事を務めています。オムツは可燃ごみで捨てますが、水分が多くそのまま焼却すると炉に悪影響を与えてしまうため、水分を含んだオムツをパウダー状にするオムツリサイクルの機械を開発するなど介護問題を生かした環境問題改善に携わっていらっしゃいます。また、エヴァでは「エコウィンHYBRID」という輻射式冷暖房と対流式高性能エアコンを融合させた、世界初のハイブリッド型輻射冷暖房システム(平成26年度省エネ大賞受賞と平成27年度環境大臣表彰を受賞)を代理店として販売しています。

□会社概要
創業  1999年5月1日
代表者 代表取締役 川原 司
住所  福岡県福岡市東区多の津4丁目6-1(本社)
電話  092-292-0330
従業員数 61名(2018年4月時点)
URL   https://evah-care.jp/
事業概要 介護、福祉で培った経験を、地域包括ケアシステムの構築に活かしてまいります。

2019年7月31日